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Posted by おてもやん at

2016年12月09日

山は崩れる


山は崩れる

道は消える


あったものは
ずっとそこにあるだろうと思ってた


つくられたものは
永久でないと知っているのに
いつか壊れると知っているのに
それでもやっぱり
目の前で失くなるはずはないと思ってた








阿蘇・立野地区


阿蘇のグルメを楽しめる飲食店があり
大きな病院があり
阿蘇へのドライブには必須とも言える道が通る

集落は日当たりの良い山の斜面に広がっている

お天気のいい日には
お布団が干してあるたくさんの家を
通りから見ていた

そんな場所だった


4月の地震で大橋が崩落し
地震に加えて
夏には大雨に見舞われ
土砂崩れが起き
今も通行止め

ビニールシートの鮮やかな青が目立ち
人の気配はゼロに近く
解体や道の工事の音だけが響く


出来立てホヤホヤのゴーストタウン

に なんて
したくない

したくないけど
現段階では水は出ないし
生活は厳しいし寂しい

見捨てられた集落のようで
町が泣いているようで

だけど
清々しく澄んだ青空は
平等に広がっている


自然は時間とともに
少しずつ変化しながら
その地に合うように根を張っていくだろう

人もきっとそうであると信じたい







たった一人だけ出会った土地の人


おばあは
昼間だけ 隣町の大津から犬や猫の世話に帰って来る

寒いから着れるだけ着込んで来る


4月16日の地震があって避難してから
一度も家で寝ることはなかった
今は家族とみなし仮設に入居している


7月の豪雨

敷地内にあった牛小屋を土砂が襲った
牛はいなかったし家は無事だった

「水が出ないからね
 もう住めないね。
 どがんなっとだろかね。」

不安そうな笑顔で言う



地震から来週で8ヶ月になる


景色は変わりながらも
でも日常を取り戻しつつある熊本

復興の順番がまだまだ遅くなりそうな人がいる

家や農地はどうなっていくのか


私に何ができるだろう



工事のおじちゃん、親切にしてくれてありがとう
  


Posted by hachidori.photo at 01:08Comments(0)くまもと地震