2016年05月08日
肥後のヒーローたち
その日は益城の空も青く澄んでいて
すさまじい景色の中にいても
少し明るい気持ちになれました
【名前も聞かなかった道路工事のおじちゃんたち】
秋津から農道をずーっと進み益城に入り
うすむらさきのレンゲ畑を背景に
お弁当を食べる作業着のおじちゃんたち
あまりにかわいい背景とのギャップに
思わず車を降りて声をかけました
3名いらっしゃいましたが 一番いかついおじちゃんは
恥ずかしいと撮らせていただけませんでした
激しく割れた益城の道を
補修工事される方々でした
皆さん益城町にお住まい
被災されながら前震のあった4月14日の翌朝5時から
午前1時過ぎに本震のあった4月16日も朝5時から
お仕事されていたそうです
水もガスも使えない、食料も手に入らないので
お昼もとらず、長いときは夜8時まで。
(今は奥様の愛妻弁当だそうです♡)
それを聞き
「ご自宅は大丈夫でしたか?」
と聞くと
「なーん、ウチは全壊たい!!こっちは半壊!!」
「ネタにせんなら やっとられんばい ガハハ!!」
「もうこれが挨拶たいな!」
かっこいいよ、おじちゃんたち!!!!!
私が地震から11日後に益城に来たとき
道路の復旧の早さにとても驚きました
それはこんな方々の努力の証でした
それでも地元の方からは遅いと文句を言われることもあったそう
尋常でない状況のストレスからくるお言葉だったのでしょうが
やるせないお気持ちだったことと思います
***
16日の明け方、この一人のおじちゃんは
倒壊した家の生き埋めになった方を
”出す”お手伝いをしてほしいと連絡を受け
現場に向かったそうです
人様に対し、”出す”と表現してごめんなさい
”救出”ではなかったのです
「亡くなっているのは分かっているけど、傷をつけたくない」
とその方のお母様がおっしゃっていたそうで
娘さんはほとんど傷がなかったそうです
「私がこう言ったから娘が・・・」
とご自身を責められていたと言います
子どもを目の前で亡くす辛さは想像しただけで身が凍ります
「なんとも言えんよ・・・つらかね」
って最後におっしゃったおじちゃんの表情が
今も頭から離れません
全てを受け入れるにはまだ時間が足りません
自分のことは後回しにして
前を向いて目の前のことを必死に取り組む
ここにも肥後の英雄たちがいます
握手させていただき別れました
***
益城での出会いとお聞きしたお話をこれから更新していきます
熊本の被害が大きかった地域では特に
これからが、これまでよりもっと人様の応援が必要となってきます
応援する気持ちでどうぞ関心をもっていただければありがたいです
***
話すことで少し気がラクになることもあります
でも身近な方には言いにくい・・・
私がお話聞きます
一緒に泣きましょう
一緒に笑いましょう
一緒に乗り越えましょう
***
≪ご自宅が全半壊した方・
ご家族に全半壊した方がいらっしゃる方・
避難所暮らしをされている方へ≫
◆震災で家族写真がなくなってしまった、汚れてしまった
◆取り壊す前に家の前で撮影したい
◆家が全壊したおばあちゃんを元気づけたい
◆避難所暮らしが続いているから楽しい時間を過ごしたい
そんな方はお気軽にご連絡ください。
状況に応じて復興しよう!ファミリーフォト撮影会を行います
090-8660-0879
hachidori.photo@gmail.com
すさまじい景色の中にいても
少し明るい気持ちになれました
【名前も聞かなかった道路工事のおじちゃんたち】
秋津から農道をずーっと進み益城に入り
うすむらさきのレンゲ畑を背景に
お弁当を食べる作業着のおじちゃんたち
あまりにかわいい背景とのギャップに
思わず車を降りて声をかけました
3名いらっしゃいましたが 一番いかついおじちゃんは
恥ずかしいと撮らせていただけませんでした
激しく割れた益城の道を
補修工事される方々でした
皆さん益城町にお住まい
被災されながら前震のあった4月14日の翌朝5時から
午前1時過ぎに本震のあった4月16日も朝5時から
お仕事されていたそうです
水もガスも使えない、食料も手に入らないので
お昼もとらず、長いときは夜8時まで。
(今は奥様の愛妻弁当だそうです♡)
それを聞き
「ご自宅は大丈夫でしたか?」
と聞くと
「なーん、ウチは全壊たい!!こっちは半壊!!」
「ネタにせんなら やっとられんばい ガハハ!!」
「もうこれが挨拶たいな!」
かっこいいよ、おじちゃんたち!!!!!
私が地震から11日後に益城に来たとき
道路の復旧の早さにとても驚きました
それはこんな方々の努力の証でした
それでも地元の方からは遅いと文句を言われることもあったそう
尋常でない状況のストレスからくるお言葉だったのでしょうが
やるせないお気持ちだったことと思います
***
16日の明け方、この一人のおじちゃんは
倒壊した家の生き埋めになった方を
”出す”お手伝いをしてほしいと連絡を受け
現場に向かったそうです
人様に対し、”出す”と表現してごめんなさい
”救出”ではなかったのです
「亡くなっているのは分かっているけど、傷をつけたくない」
とその方のお母様がおっしゃっていたそうで
娘さんはほとんど傷がなかったそうです
「私がこう言ったから娘が・・・」
とご自身を責められていたと言います
子どもを目の前で亡くす辛さは想像しただけで身が凍ります
「なんとも言えんよ・・・つらかね」
って最後におっしゃったおじちゃんの表情が
今も頭から離れません
全てを受け入れるにはまだ時間が足りません
自分のことは後回しにして
前を向いて目の前のことを必死に取り組む
ここにも肥後の英雄たちがいます
握手させていただき別れました
***
益城での出会いとお聞きしたお話をこれから更新していきます
熊本の被害が大きかった地域では特に
これからが、これまでよりもっと人様の応援が必要となってきます
応援する気持ちでどうぞ関心をもっていただければありがたいです
***
話すことで少し気がラクになることもあります
でも身近な方には言いにくい・・・
私がお話聞きます
一緒に泣きましょう
一緒に笑いましょう
一緒に乗り越えましょう
***
≪ご自宅が全半壊した方・
ご家族に全半壊した方がいらっしゃる方・
避難所暮らしをされている方へ≫
◆震災で家族写真がなくなってしまった、汚れてしまった
◆取り壊す前に家の前で撮影したい
◆家が全壊したおばあちゃんを元気づけたい
◆避難所暮らしが続いているから楽しい時間を過ごしたい
そんな方はお気軽にご連絡ください。
状況に応じて復興しよう!ファミリーフォト撮影会を行います
090-8660-0879
hachidori.photo@gmail.com
Posted by hachidori.photo at 02:04│Comments(0)
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